ともちゃんのイタリア旅行記その3

1月8日(金)

朝食後、バスでフィレンツェへ。今日から最終日まで、向井千秋似の日本人現地ガイドさんが同行してくれます。話が面白くてバスの中も飽きないの。

フィレンツェでは、花の聖母教会ドオーモ、ウフィツィ美術館、ベッキオ橋などを観光し、素晴らしい建築様式や美術品の数々に触れました。

このフィレンツェの街の中で、小さなハプニングが。
教会に向かって歩いていたとき、前からなんだかとーっても見たことがある顔がこっちに向かって歩いてきたの。そしてすれ違った。
「あ、美川憲一!」
そう、美川憲一さんと神田うのちゃんに偶然遭遇。年末だったか、TVで二人がイタリアにバカンスに出かけたという話題をやっていたのを見ていたとき、「うちらが行く頃には帰ってるよねー」と話していたんだけど、まだいらしたようで。

観光をすべて終え、ホテルに着くと、そのロビーになにやらパソコンらしきものが置いてあるのを発見。どうやらクレジットカードを差し込めば、インターネットに接続できるらしい。早速、We love Kohta!!にアクセス。残念ながら日本語は全く見ることができず全て文字化け。しかし、ローマ字で掲示板に入力してみました。(このときローリング娘とやらのブレイクで掲示板がとんでもないことになってるなんて、知る由も無く・・・(^^;;)


1月9日(土)

朝食後、今日もすぐにバス移動。水の都ベニスへ。ベニスは英語読みで、イタリア語ではベネツィアと言うんです。実はそれを今日初めて知った・・・恥かしい(^^;;

ベニスでは車は使えません。移動手段は船と徒歩だけ。ベニスの入り口のところまでしかバスは入れないので、そこで降りて荷物はボートに積まれてホテルまで運ばれます。
とにかく交通=水路、という街。小樽運河なんて目じゃない。本当に水路ととても細い路地しかないの。すっごく面白い。

まずは運河巡り。ホテルの前の桟橋から、ゴンドラに乗り込みます。ゴンドラっていうのは、船頭さんのほか5人しか乗れないボート。船頭さんがたった1本のオールを上手く使って漕ぎ進めます。
大きな川を進み、すぐに横道(?)に入りました。そこはもう人々の生活感あふれる路地裏。とても細い水路を何度も小さな橋をくぐりながら、通りすぎていきます。
向かいあった建物の窓から窓へ何やらロープが渡っていて、滑車の付いた入れ物がぶら下がっているのを発見。これでお隣りさん同士でちょいと物を渡したりするんだな。なんか、映画の世界みたい。わくわくする。

また大きな水路に出ました。街の反対側らしい。こちらの方が今日の観光の中心地らしい。まずは昼食のレストランへ。ものすごく狭く、曲がりくねった路地を徒歩で移動。ガイドさんがいないと絶対迷ってしまう!日本からの添乗員さんも、何度も来てるけどいまだに一人で歩けないとのこと。
道の両脇にはショップが立ち並んでます。ベネツィアングラスのお店、有名ブランドのブティックなどなど。旦那が途中ですごく欲しいものをショーウィンドーごしに見つけたらしく、値段もかなり手ごろだったので絶対欲しいと言っていたのですが、団体ツアーなので勝手な行動はできず、指をくわえてその場を立ち去りました。この街の作りではどう考えてもグループを離れたら最後、迷子になってしまいそう。

昼食後、サンマルコ広場周辺の名所を観光。このときについてくれたベニスの現地人ガイドが最高。日本語をとっても上手にしゃべるの。ドゥカーレ宮殿の地下牢獄を観光したとき、最後に地下牢を出るとき、「デハ、ダツゴクシマショウ」とか言ったりして、ユーモアたっぷり。(左の写真はサンマルコ寺院)

その観光がすべて終わって、2時間ほど自由時間が与えられた。私達はまず、ベニスで最も古く有名な、サンマルコ広場に面した「カフェ・フローラ」でお茶をすることにしました。19世紀初めの姿のままの店内はとても素敵なムード。(右の写真)
   

そのあとサンマルコ広場周辺で、ベネツィアングラスなど、お土産やさんを物色。そして、さきほど泣く泣くその場を離れたあの掘り出し物のことを思い出し・・・旦那はどうしても忘れられないらしい。「だめもとで行ってみるか」ということになり、迷路のようなベニスの商店街に切り込んでいきました。
絶対に迷わないようにと、周りの景色を入念にチェックしながら、先ほど通ってきたときの記憶のカケラを頼りに右往左往。本当にまるで迷路で、まるでロールプレーイングゲームを解いているかのような感覚になってきました。
かなりイイ線まで行ったと思うんだけど、あと少しというところで全く分からないところに出てしまいました。集合時間も迫っていて、結局そこで断念・・・。惜しかったなぁ、もう少しだったのに。残念で仕方の無い旦那を尻目に、私の方はパズルを楽しんだかのようにはしゃいでいたのでした・・・

(左の写真は、翌朝ホテル前にて)

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