コータくんの戦いっぷり(観戦記) [表紙に戻る]
試合内容を生観戦、TV観戦をもとにお伝えします。コータくん中心の文章になってしまうと思いますが、そこがこのページのいいところ・・・(^^;;ご容赦ください。
99/7/9(金) J2第17節 vsヴァンフォーレ甲府 (小瀬スポーツ公園陸上競技場)
痛いです・・・痛すぎです・・・かなりの長い時間、立ち直れなかった。
丸1日寝て過ごし、やっとペンを取る(嘘。キーを叩く)気になりました・・・。(でも、寝過ぎて今ひどい頭痛)
関東地方は朝から雨模様。かなり涼しい・・・というか、寒いくらいだった。
今日はしかもナイターだし、これは、JFL時代さんざんな目にあった灼熱地獄の中での試合からはついに開放される・・・と思って向かった甲府。
しかし、ながーーいトンネルを抜けると、そこから一気にピーカン・・・盆地はやっぱり暑かった・・・
厚別での痛い敗戦になんとかしなくてはと奮い立ち、また、コータの復帰をひとめ見ようと集まったサポーター達。
平日のナイター、しかもかなり不便な場所だというのに、100人近くはアウェイゴール裏にいたでしょうか。
開場とともに、ゴール裏にスタメン情報が届く。コータはサブ。先発で出たいと取材で言ったらしいけど、やっぱりかなりコンディションが悪いんだな。甲府相手だし、どんな感じか様子見るってのもあったか?(この「甲府相手だし」がかなりヤバかったんだけど)
選手たちのアップが始まり、コータは控え組で楽しそうに動き回ってた。ホントに楽しそう。
その横に、テレビカメラがずらっと並ぶ・・・変な光景・・・おーい、うちのレギュラーはこっちだよう。んなこと言ってもムダか・・・U-22の点取り屋、強行出場でゴールラッシュ!なーんて絵をとりたかったんでしょうなぁ・・・。
私はこの日の前日、旭川の実家から送ってもらった7/4厚別でのFC東京戦をビデオ観戦した。
ものすごくいいじゃないですか!DFも中盤も完璧じゃない!
これだけ出来がよくて、点が入らないことを知っていながらにして観るのは結構辛かったけど、あとは決めれるFWさえいれば!そう思える試合だった。
ラストパスの精度が高くなればもっといいんだけど、それでも何度も幻のコータに向かっていいパス出てたよ。
それ、コータなら追いついた。それ、コータならなんとか押し込めた。
言っちゃいけないと思いつつ、やっぱりそう思ってしまったな。
試合開始。
うん?なんか、あんまり・・・。昨日テレビで見たのと違う・・・。
それよか甲府のプレー。めちゃくちゃ気合入ってるよ。キレもいい、速い。
とかなんとか思ってる間に、攻められまくってる・・・おいおいおい。
ボール持たせてもらえないでどうするのよ。
刻々と過ぎる時間・・・なんか・・・やーな感じ。
これ、こないだと同じチームなの?ホントに・・・???
コータ、ベンチからどんな想いで見てたんだろう・・・0−0で前半終了・・・
後半、ピッチに現れる選手たちの中に、南米帰りの日本代表の選手がひとり混じっていた。
背番号18。われらがエースだ。
すかさずゴール裏は、We will rock you. コーター、コーター、GET GOAL!!
GET GOAL!!
悪いけど、国立のそれとは違ったね、やっぱり。
リズムも息もピッタリ。こうでなくちゃ!なんて誇らしい気分。
だけど・・・だからって、おかしくなってしまったチーム全体の流れは、変わらなかった・・・。
コータがどうこうできるって問題じゃない感じ。
甲府の選手たちも、ヒーローの登場にますます元気付いてしまった。
コータ自身もやはり相当体がキツイのだろうか、相手のチェックに難なくボール奪われるし、わずかに訪れたシュートチャンスも結局生かせない・・・
甲府に先制されたときは、もう目の前で何が起こってるのか把握できないくらいだったが、そんなもの理解する前に、ともさん(深川選手)が決めてくれた。とりあえず、負けるわけにはいかないっていう最低限のことだけは、チームに浸透していたのか・・・
しかしあっさり点を返せたせいか、状況は変わらない・・・なすすべもなく、延長突入、うちとは対照的になぜかどんどん元気がよくなる(ように見える)甲府に相変わらず攻めまくられ、なんとかしのぐものの・・・結局そのまま・・・
札幌の暖かいサポーターは、すぐ目の前まで挨拶に来る選手たちを、それでも拍手とコールで迎えていた。
私はその場を動けなかった。どう考えても痛いよ、これ。辛すぎた。
視界がぼやけて、コータがどんな表情でいたのか、見ることさえ出来なかった・・・。
実は、今もまだ頭の整理が付いてない・・・。
でも、やるしかないんだよね、絶対にこのままJ2にいるわけにはいかない。
今の状態を嘆いていてもどうしようもない。
どんなに無理だとまわりから言われようと、信じ続けて、追い続けて、そうして目標を掴み取ることができる強さを教えてくれたのはコータじゃないの。それもつい最近。
私達が信じなくてどうするんだ。
・・・というわけで、来週、私、厚別に行きます。
<余談>
甲府の人々・・・嬉しそうでしたねぇ。日本のニューヒーローを間近に見れて。
いつも数百人しか入らないスタジアムに、なんと3,800人!すごいです。
メインスタンドはかなり埋まってました。ゴール裏はうちのほうが多かったところを見ると、吉原宏太と岡田監督が来るってんで、はじめて観戦に来てみた、って人が大半だったのでしょう。
なかなか、あの土地に日本代表選手が来るなんてことはそうそうないでしょうからね・・・。
私が感動したのは、それでも彼ら彼女らは、甲府を応援するんです。慣れない応援ながら、一生懸命。それをしたくなるくらい、甲府の選手は頑張ってた。先制ゴールを決めたときなんて、スタンドが歓喜でうねってた・・・。甲府の人たちにしてみれば、大満足な試合だったと思う。
はじめて来てみたっていう観客の中には、これからヴァンフォーレを応援していこう、これからも競技場に来ようって人が絶対たくさんいると思うんだ。まさに、これが原点だよね・・・。
去年のジュビロやマリノスや平塚(まだヒデがいた)みたいに、相手チームの動員に影響を与えるようになったわがチーム・・・違うのは実力・・・(xx)
見合うようなチームに必ずならなくちゃ・・・。そうでないと宏太は・・・。
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