コータくんの戦いっぷり(観戦記) [表紙に戻る]
試合内容を生観戦、TV観戦をもとにお伝えします。コータくん中心の文章になってしまうと思いますが、そこがこのページのいいところ・・・それに、よくあるサッカー評論みたいのは期待しないでください。あくまでも私のタダの随筆と考えていただけると幸い(^^;; ご容赦ください。
99/7/2(金) 南米選手権(コパ・アメリカ) 一次リーグA組 日本 vs パラグアイ (アスンシオン)
吉原宏太、A代表デビュー。
残念ながらチャンスは呼び込めず、シュートはゼロ。0−4という大敗でしたが・・・頑張ってたね。
前日の練習の様子から、途中出場があるかもしれない、と期待を膨らませていた。
途中から入って暴れまわってゴール!というシナリオを、誰もが頭の中に思い描いていただろう。
しかし、そんなに世界は甘くないよね(^^;;
私は今日は自宅でTV観戦。
パラグアイの試合は地元だけあって、ほんとに超AWAY状態。パラグアイの応援歌が鳴り止まない。
日本のサポーターもいるようだったけど・・・
試合開始。メンバー紹介の画面で、ベンチにいるコータの顔がチラッとうつる。ちょっと緊張。
出だしからロペスが頑張っているのが目につく。積極的にミドルを打っていったり、ファイトしていた。ロペスのミドルがキーパーにはじかれたとき、ちょうどそのボールの方向に城選手がいたのだが、出足あと数歩遅いって感じで間に合わず・・・。似たようなシーンがその後にも1度あって、あれ、コータなら間に合ったか?とついつい思ってしまった。城選手も前半はミドルを打つなど頑張ってましたけど。
中盤での組み立てがしっくりいかない感じで、ちょっとどうかなぁ、と思っているうちに失点。相手の見事過ぎるかなり距離のあるミドルシュート。
このあと、福西選手が足を傷めて自分からピッチを出て、アクシデントで交代枠をひとり使うことになります。
そのあと40分にも追加点を許し、0−2で折り返し。
後半は、名波選手(あまり調子よくなかったもしくは、周りと合わなかったように見えた)に代わって、藤田選手が出場。そのほかの交代はありませんが、これで交代はあとひとりまで。
後半、なかなか攻めの展開にならない。10分くらいした頃だったかな、岡野選手がひとりでアップし始めたとのこと。これでコータの今日の出場はなくなった・・・・・・と誰もが思った。
大阪でTVを見ていたコータくんのご両親は、岡野選手が出るらしいと聞いて、なんだか逆にホッとして「まあ今日はこのスゴイ大会の空気だけでも感じてくれば」てな感じでリラックスして見始めたそうだ。
しかしその数分後、ベンチレポーターが伝えた言葉は・・・
「日本ベンチ、吉原投入です!」
まじ???一気に高鳴る心臓・・・私は途中経過だけちょろっとTOPページの先頭に書いて更新し続けてたのですが、その作業をしようとしても、手が震えて思うようにうまくいかなかった。
コータくんのお父さんはその瞬間、「トルシエさん、何すんねん!」と叫んで、あとは座って見ていられなかったとか(^^;;
城選手に代わり(それにしても岡野選手、可哀相・・・1度はアップ指示されたのに・・・)、元気にピッチに飛び出していったコータ。ほんとにフレッシュそのものという感じでした。一番最初入りっぱなのプレー、パスを受け、それをいったん後ろに預けてからの、前への動き出しの機敏さ、そのスピード・・・体がキレてるって感じがしました。
そうやってずうっとコータの動きを追っていたかったんだけど、TV観戦ってそれができなくって、苦しいのね!!
そういえば、コータが代表入り(U-22)してから、試合を生以外で見たことってそういえばなかったんだ・・・。
テレビの画面の端っこを、こう、引っ張って伸ばしたくなるような衝動に何度も刈られました。
「そこはいいから、こっち、ここ見せろ〜〜」
みたいな(笑)
それにしても、後半19分という時間帯に出たのに、球にからむシーンがあまりに少ない。
パラグアイが完全にボールを支配して日本はこの時間帯から、ほとんど触らせてもらえない感じ。
コータのプレーはここに全部書き出せるくらい・・・(^^;;
最初の触ったのは、左サイドの相馬選手からパスを受けるが、DF2人に思いっきり潰される場面。やっぱりかなりチェックがキツイね。U-22の調子でやってたら、どうにもならないね。
さらに惜しいシーン。斎藤選手がボールを持ったとき、すかさず裏へ抜けるコータ、斎藤選手きれいに放り込んでくれ、ゴール前、コータの頭上を超えて落ちてくるボール。お得意パターンなのだけど、やはり相手DFの寄せが早い・・・2人に囲まれ、結局打てず・・・。
また、左から自ら突破するシーンも。厳しいチェックを受けるものの、堪えて突破しかけたところで、審判の笛。相手のファウルだ。いやーっもう、流してよぉ、それはっ!!フリーでゴール前に踊り出る大チャンスだったのに・・・。
いいパス出すシーンもありました。盛岡選手から前のコータへ送られた球、受けたコータ右へ流れて、振り向きざまにゴール前のスペースに見事にグラウンダーで折り返す。しかーし、誰もいないのであった・・・。
こんなところかな。終盤になると、パラグアイはボールを回し始め、日本はほとんどボールを持たせてもらえない。コータは自陣ペナルティエリアの手前くらいまでボールを奪いに戻って積極的にチェックに行ったりもしてた。
しかし結局チャンスは巡ってこず、デビュー戦は大敗となってしまった。
でもいろいろ学んだことは多いんじゃないかな。ホントはもう少しガンガン行けたような気が、個人的にはするんだけど、どう?・・・今回は試合後に話を聞けないのが残念。
決勝トーナメント進出はこれでかなり難しくなってしまったけど、残り1試合(スタメンって話もある?)精一杯がんばってほしい!!
そういや、コータが汗だくで持って行った半袖ユニフォーム、誰も着てなかったね・・・
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