コータくんの戦いっぷり(観戦記) [表紙に戻る]
試合内容を生観戦、TV観戦をもとにお伝えします。コータくん中心の文章になってしまうと思いますが、そこがこのページのいいところ・・・(^^;;ご容赦ください。
99/6/16(水) シドニー五輪アジア一次予選香港ラウンド U-22日本代表 vs U-22マレーシア代表 (香港スタジアム)
ごめん、なんだかわからないうちに点が入ってたよ・・・(^^;;;
今日もコータくんはサブ。もう、本人も納得しているスーパーサブの座です。
それにしても、だんだんやはり疲れがたまってきてるのか、偶然にも対戦相手のレベルがまあ若干ではあるけど強くなってきているのか、思い切ったプレーが見られなくて、なんだかイライラする前半の展開。
それでも、レベルが全然違うようで、失点と言うことは考えられないのだけど。
それだけに、前半1点、というのはちょっと物足りない感じだったね。
後半、日本のロマーリオ(^^;;、すぐに登場か?と思いきや、これがなかなか出してもらえない。
後半10分頃だったかな、コータくんがひとりベンチからゴール裏に行って、アップを始めました。
やっと投入か、と思ってからが長かった。だいたいアップを終える頃になって、ベンチから「まだ待て」の指示。
そのうち他の控え選手も全員アップを始めます。
「え・・・方針変更?」
とちょっと焦った私。もしかして、交代なかったりしちゃう?
そのあいだに柳沢君がPA内で倒されて、小野君がPKをGETし3点目。
すると、サミアコーチが出てきて、コータに個別にアップの指導を始めました。ああ、よかった。出るんだ。
後半24分。やっと登場です。
巻き起こるコータコール。もう日本中の期待を背負ってます。
コータ!どどどん!コータ!どどどん!コー・・・、あ?もうコータがボールフリーで持ってる???DF、GKを華麗に交わしシュート!・・・・・・もう決まっちゃった!!!
いったい・・・投入後、何秒???
すごすぎる・・・!!すっかりコータファンになっていつも一緒に応援している例のアビスパサポの彼いわく、「すげぇ!!なんかにとりつかれてるみたい・・・ロマーリオそのものになったんじゃないのか?」と馬鹿なことを言ってます・・・。
投入を喜んで騒いでるうちに入ってしまったこのゴール・・・実は、なにがどうなったんだかわかってませんでした。お恥ずかしいことに。
情けないですが、あとで本人に「いったい何がどうやってゴールしたわけ?」と聞く始末・・・(^^;;
だって、早すぎ。
以下、そのコータの説明。
「入ったら、ヤナギが左におって、俺は右に入ったらええんやな、思って行ったら、そんとき恒さんがボール持ってたんやけど、ヤナギがくさびのボールもらいに下がって行って・・・それでそこにスペースがもうすっぽり空いとって、ここに走りこめばもう、確実にゴールチャンスや思って、斜めに走っていったら、なかなかパス出してくれんのやんかぁ。で、オフサイドポジションまで来ちゃった頃にようやっとパスが出て・・・ラインズマン、見てなかったみたいやなぁ」
やっぱり・・・オフサイドだったのね・・・コータに話聞く前に日本と何本か電話をしたんだけど、みんなTV見てて、そう言うから、どうだったのかな、と思ってたけど。
「TV見てた人がみんなしてそう言ってたから・・・」
ってコータに言ったら、
「まあ、TV見てて誰が何言っても、ラインズマンが旗上げてはじめてオフサイド、そういうスポーツやからな」
と自信たっぷり(?)でした。
とにかく、投入直後のゴール・・・すごかったねぇ・・・。「今日も決めてくれるかしら」とドキドキするヒマもないほどの早さでした・・・。
その後もコータの勢いは止まらない。小野君からの絶妙なパスにくらいつき、DF大勢に取り囲まれながらの強烈なシュートは惜しくもほんの少しでそれてしまったものの、目を見張るものがありました。
そのあとにも、中央から豪快なミドルシュート!惜しくもクロスバーを越えていきましたが、シュートまでのすばやい判断、思い切りのよさ、もう、ホントにノっちゃってます!!
20分間というとても短い時間を与えられ、そこで、とにかくガンガン積極的に狙っていったその姿。日本中を魅了したことでしょう・・・。
試合終了、コータくんだけがゴール裏のサポーターのところに行かず、中央に呼ばれます。
ヒーローインタビュー。日本代表として、初めての・・・。
もう、感動としか、言い表せません。
ところで、みなさんに謝らなければいけないことが。
試合前、ここの掲示板に「コータの応援コールをゴール裏のみんなに教えて一緒に歌ってもらう作戦」を公約したのですが・・・実行できませんでした。
今日は私は前半、日本サポーターが固まって陣取っている、北側スタンドで応援していたのですが、昨日来ていた太鼓叩きが不在。手拍子と口笛のみで応援をしてて、その声出しをやっていた人に、一応掛け合ってみたのですが、「このメンツでは今日は無理だ。あきらめよう」と言われてしまいました。「国立ではやるから!」とのこと。
しかたなく諦めて、後半、コータくんがゴールを決めるはずの、反対側のゴール裏へと移動しました。
そこには、フィリピン戦からすっかりコータファンになった香港の青年たちがいて、一緒に例の四角いプレートを持ってもらって、応援しました。(右の写真:「宏」「太」の文字と幟を持っているのが香港の青年たち)
彼らに、昨日コータにもらっておいたサインを渡すと、とっても喜んで、今日発売のサッカーダイジェストをくれました。香港の日本書店に売ってるようです。フィリピン戦後の特集が載ってました。しかし・・・北海道より香港のほうが発売日が早いって、どゆこと!?
本当に、あちこちに、コータファンが増えましたよ。コータくんのアップ中、その姿をホームビデオに収めている日本人のお客さんもいました。
また、新しいダンマクも出てました。「青い恋人吉原宏太」(^^)
「吉」の字の「口」の部分が日の丸になってる(^^)
そのダンマクを作ってきた日本人のファンの方とは、帰りに記念に写真を撮らせてもらいました。
日本は本当にコータフィーバーが起きてるようですね。
帰ったら大変なことになるだろうなぁ・・・もう、吉原宏太を知らない人はいない、って感じだね・・・。
さあ、あともうひと試合!がんばろ!
<↓こっから下、余談いろいろ・・・>
今日、コータくん、ファンの人に、昨日の日本のスポーツ新聞をいろいろもらったらしいです。
もちろん、例のサンスポのどでかい扱いの記事も。明日私にも見せてくれるって言ってましたが、「それよりもっとおもろいのがあるで」・・・トウチュウの記事・・・「ともちゃんとお母さん四角い字持ってんの思いっきり載ってんの・・・これ絶対笑うわ!」だって・・・笑うなぁっ(;_;)
明日はまた、早朝から公園でランニングです。お昼までフリータイムで、そのあと、はじめてホテルの外で食事をするそうです。どこかレストランに行くんだって。そして、夜6時半からは観光にも行くとか。その時間ってことは、あそこだな、たぶん。ビクトリアピーク。展望台に登って100万ドルの夜景を見れるところ。私も昨日行きました(私もこちらに来てはじめて観光らしいことをした)。
そういえば、ダンマクですが、今日またスタジアム側と、もめてしまいました。
ひとつのブロックには5枚までしか貼っちゃいけない、しかも紐で結んではいけない、ガムテープも使っちゃダメ、椅子の上に置くだけにして欲しい、というのです。
下手な英語で抵抗しましたが、実力行使に出られて、どんどんはずされる始末・・・。なんでこんなにウルサイんだろう・・・
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