コータくんの戦いっぷり(観戦記)   [表紙に戻る]


99/11/6(土) J2第34節 vsヴァンフォーレ甲府(小瀬スポーツ公園陸上競技場)

国立とのハシゴを予定していた私。
試合の状況次第では試合終了するかしないかの頃に小瀬の競技場を飛び出そうかな、なんて思っていて、最初コータのダンマクとかもいっさい持っていく気がありませんでした。
しかし、今朝のスポーツ紙に本当に悔しそうな宏太のコメントが写真入りで載っていて、そんな都合のいい考えもどこかに吹っ飛んでしまいました。
いつものダンマク張って、しっかりコータのそばで応援しよう、って。

小瀬には、思ったよりもたくさんのコンササポが駆けつけていました。
私が最初に思っていたように、中抜けして国立へ向かうと言う人もたくさんいましたが。

序盤、いい感じで攻め始めたものの(コータのヘッドなどもありました。バーの上でしたが)、甲府のがっちりした守りに、全く形を作っていけません。
梶野さんが出場停止なので、その位置にビジュが入ってましたが、やはり彼がいると違うなとは思いましたが、引かざるを得なくて攻めに絡んでいけず、ちょっと残念というかもったいない感じがしてました。

注目の先発・藤ヶ谷くんですが、やはり結構緊張していたかな?
でもだんだんと落ち着いてきて仕事をこなしていましたよ。
今日は、ゴールキックで大きく前に出すということをせずに、藤ヶ谷くんはボールを持つとすぐ左右にはたいて、攻撃をはじめる形を取っていてそれはたぶん戦術としてだったと思うのですが、サポーターから「藤ヶ谷蹴ってみろ〜」とか言われちゃってて、私は余計なこと言うなよ!と何度も思いました。(いや思っただけでなく叫んでたかも(^^;;)

前半は選手の動きもあまりいいようには思えず、序盤以外はゴール前まで攻め込む形さえもなかなかできない状態で、かなり不安になりました。なんか、前回の小瀬での試合を思い出させるような・・・
甲府がいい感じで攻めてきたりする部分もあって、ドキドキもんでした・・・一度なんて完全に決定的なのをバーに助けられたし・・・
応援もただ眺めるだけになっちゃって、寒いものでした。もっともっとサポートしていかなくちゃいけなかったのにな・・・
しかし前半終了間際、ここでとっとかな、というときに、何かが起きました。
何が起こったのか、反対岸でよくわからなかったけど(笑)
とにかくセットプレーからゴールで先制点をあげることに成功。甲府の選手が猛抗議に行っていたということはオフサイドくさかったのかな。とにかく池内くんのゴールとのことでした。棚田さんのFKから、押し込んだ模様。

後半、とにかく盛り上げていこうと、応援も仕切り直し。
選手達もだんだんよくなってきた感じです。後半は先発の桜井くんに代わって、深川さんが登場。やはりプレーにダイナミックさが加わって、攻撃的になったような気がしました。
鼻を骨折中の村主くんですが、プロテクターもなしで元気に頑張ってました。痛いのでしょうけど・・・。ヘディングなんかも躊躇せずやっていて、見てるほうがドキドキしました・・・(^^;;
あと、審判がちょっと???な人で、なぜかアウェイの私たちに少し有利っぽいジャッジが続いて、流れがこっちに向いてきた感じになってきました。甲府のサポはかなり怒ってたと思う・・・

さてコータですが。動き自体はなかなかよかったと思います。ポストになって、いいとこへパス出すのも見られたし、自分でボール持って得意のスピードで攻め込む、という姿も見られました。
ただどうしても、相手DFが躍起になって囲んでくるので、どうしてもその先へ行けなかったり、ってことが多かったかな。そういうとこで頑張ってキープできるようになるとよいのだけど・・・。先週の厚別のフロン戦のときのように、決定的シーンを決めれないということはなかったけど、逆にいうと、それだけのチャンスが来なかった&そこまで持っていけなかった、という感じのほうが強かったかな。

前半に比べ、いい感じで試合が運べて、時の経つのが早いと思った後半も半分以上が過ぎた頃、チャンスが訪れました。CKから池内くんのみごとなヘディングシュート。周りのDFほとんど動けずといった状況で、あまりにきれいな得点だったので、一瞬こっちまで「ぽかん・・・」としてしまったくらいです。それくらい鮮やかなゴールでした。
そして矢継ぎばやにチャンス。ビジュが豪快なミドルを決めてくれました。しかも「曲がった」!反応するキーパーの手をはじき、ネットに吸い込まれるボール。快感!でした(^^)

ここで、国立ハシゴ組、試合が決まったと判断して、帰り始める人続出(^^;;
私は当然、コータを残しては甲府を去れるはずもなく、彼のゴールを信じて応援し続けることにしました。
残念ながらその願いは叶いませんでしたが、3−0での快勝。
挨拶に来る選手達、2部残留がほぼ確定になったあとの遠い場所での試合に、予想以上の数のサポが駆けつけたゴール裏に、いつもよりずっとずっと近くまで来て・・・と思いきや、ベンチのほうから思いがけない人物までがこちらに向かってやってくるではありませんか。
岡田監督が、わざわざ選手達と一緒にサポーターに挨拶に訪れたのでした・・・ちょっと感動。
コータはやはり得点できなかったことが悔しいのか、負けたときのような無念そうな顔をしていたように思いましたが、岡田監督はそんなコータに「よくやってくれた」という感じで肩を叩き、声をかけていたように見えました。

さて私は国立競技場へと急ぎました。後半だけでも見れるかな、と。
ちょうど前半終了と同時に到着。
後半からアウェイ側ゴール裏で応援、実においしいとこだけ、しかも目の前で、見た感じになりました(^^;;
平瀬くん、すごいっすねぇ。なんかが取り憑いてるかのように、ノってますね!もう彼なしでは、って感じでしょうか?負けるな、コータ。本当の勝負はこれからだよ。
そして何よりも、俊輔くんのFKは鳥肌立ちました。もうホントにぞくぞくって来た。
試合後のインタビュー、会場では何を言ってるのかはわからなかったけど、オーロラビジョンでその涙を見て、私も泣けました・・・
とにかくシドニー五輪出場決定、おめでとう!!!ニッポン!!!

おっと、途中から、なんの観戦記だかわからなくなってスイマセン(^^;; かなり濃密な一日でした・・・


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