コータくんの戦いっぷり(観戦記)   [表紙に戻る]


99/10/31(日) J2第33節 vs川崎フロンターレ(厚別公園陸上競技場)

今日はさらっと書いていい?
TVを見れない地域の方も、試合の詳細な流れは他のいろんなページとかでわかるだろうし・・・

いい、試合だった、よね。
この悔しさはどうすることもできないものだけど。
負けて満足するわけがない。
しかも今季一勝もしてない相手だった、絶対勝ちたかったんだ。
でも私は試合後、思いっきり拍手をしてあげたよ、選手達に。
前半、ものすごい勢いで、「ホントにそれで持つの?」っちゅーくらいな勢いで、相手は本当にあの川崎かっちゅーくらいの勢いで、攻め続けていた選手達に。
後半、10人が10人とは思えなかったほど頑張っていた選手達に。

あそこで入れていれば・・・というシーンは確かにたくさんあった。
あそこで審判がもし・・・というシーンで確かに不運にも流れが変わってしまった。
藤ヶ谷くんがピッチに出てきたとき、いろんな意味で涙が出そうになった。

追加点を取れそうだったシーンは、川崎の選手がよく守ったのでもなんでもなく、相手はもうどうすることもできないようなほんとに決定的な状態を外してのもの・・・本当にたくさんあった・・・
特に後半のホームサポーターの目の前でのあのシーン、わがチームのFWのエース、宏太には絶対あれは入れといて欲しかった・・・
ゴールの目の前でボールの奪い合いに、ほとんどラッキー以外のなんでもないような感じでぽろっとこぼれたボール、大勢のDFをかわしてそのボールをモノにした体のキレは誉められるべきものでしょう。DFはみんな転んでる。キーパーもいない。そこで打った球は、力なく無人のゴール前をコロコロコロ・・・左のバーの前も通過してコロコロコロ・・・
ちょっと頭から血の気が引いたわ、あれは・・・本人もかなりだったと思うけど、凹みまくりました・・・(実際コータも試合後めちゃくちゃへこんでたよ・・・言わなくても一番わかってるのは彼だ・・・)

そんなエースへの不満は確かにあったけど、終わってみれば、それ以上にまずはこのチームをたたえてあげいという気持ちのほうが強かった。迷わず拍手を送った。多くの人が、そんな気持ちだったと思うよ。
あの試合、落として悔しくないはずがないさ。みんな。
競技場をあとにして、仲間と語らいながらご飯を食べてる間にも、みんなの口から深いため息が何度出たことか。
それでもあの悲しいVゴールの次の瞬間には、ホントに感動すら覚えていたんだ。
それだけのプレーを選手達はしてくれていたと思う。

特に、藤ヶ谷くんの勇姿は、本当ならもう顔を上げられないくらいの気持ちになるんじゃないかっていうくらいの衝撃的な敗戦後の気持ちを、奮い立たせて笑顔さえ与えてくれたような気がする。

頑張ったけど負けました、でも頑張ってたので感動的でした、それで良かった良かったと終わらせる気は毛頭ない。
今日以上の気持ちで、選手もサポーターもこれからやっていけるっていう、強い信念や力をここから生み出していけるような気がして、そういう意味を込めて「いい試合だった」と言いたい。
これを無意味なものに絶対にしないように。

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