コータくんの戦いっぷり(観戦記)   [表紙に戻る]

試合内容を生観戦、TV観戦をもとにお伝えします。コータくん中心の文章になってしまうと思いますが、そこがこのページのいいところ・・・(^^;;ご容赦ください。


99/6/12(土) シドニー五輪アジア一次予選香港ラウンド U-22日本代表 vs U-22フィリピン代表 (香港スタジアム)

代表入り初試合、なんとハットトリックの鮮烈デビュー!

私とコータくんのお母さんがスタジアムに着いたのは、17:30頃。キックオフのたった30分前ですが、出迎えのバスが用意されてる観戦ツアーなので、仕方がない、って感じなのです。
ピッチの上では、コータくんをはじめ、選手たちが元気にアップ中。
コータくんは控え組でアップしてました。
スタンドからお母さんが声をかけると、気づいて手を振ってくれました。サッカーやアメフトの専用スタジアムで、トラックがないのでピッチが結構近かったです。
だけど、今日の昼間、コータくんが言っていたのですが、芝は、日本のものと大違いで、なんていうか、すっと伸びたきれいな芝ではなく、モサモサっとしていて、「芝同士がパンチパーマみたいにからまっとる」んだそうです(^^;;

そのとき、先に来ていた友達から聞いた衝撃の事実。
横断幕を貼ってはいけないらしい・・・。がーーーん。
しかもチケットは全席指定。ブロックごとにまったく自由に出入りできないので、空席だらけなのに日本サポーターだけが同じところに固まって応援することはできない。
みんな同じツアーの団体客が、ところどころに固まっている程度。うーーー。みんなで声を出して思いきり応援したかったのに・・・・。
私達の席は、アウェイ(?)側(メインから見て右)。あんまり日本サポーターの集団がいない・・・いてもバラバラな感じ。
そこから逆サイドのゴール裏を見てみると、椅子の上に日本のダンマクが何枚か並べられていたので、真似しようとしたらあっという間に警備員にやめされられました・・・なんでっ!?
仕方なく、出場したら手に持って掲げようと、青い「超未来形(日の丸)吉原宏太」というダンマク(友人から預かったもの)を「(日の丸)吉原宏太」の部分だけを広げて、膝の上にスタンバイ。

なんだかバタバタしていて、あっという間に試合開始。君が代の感動を味わうまもなく・・・って感じで・・・(まあそれは国立のときにとっておこう)とりあえず、ベンチにコータくんがいるのを確認してほっと一息、なんて思ったりして。
試合が始まっても、なんともレベルの低い試合というか、やっぱり相手が相手というか、観るほうもなんだか緊張感なしなし。特別な選手の初試合を見るために来るのではない、普通の代表サポーターは、やっぱり最終予選のために予算を取っておくべきかな(^^;;

あっという間に平瀬君がハットトリック。他の選手も次々と点を入れます。いったい今日は何点入るのかしら・・・。そんなに全体的にめちゃめちゃよいってわけじゃないんだけど・・・やっぱり相手が・・・。
あれれ?主役がまだ決めてない・・・柳沢コールが起こります。「やなぎー、おまえが決めろー」との声も。

前半、コータくん達ひかえ組は、私達のいる目の前のゴール裏でアップを続けます。(これがまたスゴイ近い!)コータくん、動きながら、オーロラビジョンに写るリプレイシーンとかをじっくり見たりとかしてました。
私は個人的には、俊輔君の動きがずうっと気になって、いいなぁ、さすがだなぁと思って見てました。
まあ、そんな感じでかなりリラックスして前半を見終わりました。

前半終了、これだけ点入ったし、コータくん、出てくるだろうな、って思ってちょっと緊張してハーフタイムをすごしました。しかし、コータくんは交代の様子はなし。しかも、なぜか長袖のジャージを着てまたゴール裏でみんなと一緒にアップを始めました。
客席から私とママが、身振り手振りで「なんでそんな暑い格好してんの?!」と聞くと、えへへ・・・って感じで笑ってました。余裕だな・・・。
最初、その長袖のわけは、建物の中のクーラーききすぎで冷えたのかな?って思ったんだけど、最終的な私の結論は・・・
交代で出場するとき、ベンチでジャージをさっと脱ぎ捨てたほうがカッコイイと思ったから(^^;;・・・なんてね。

さて、それまでリラックスして見ていた私達ですが、コータくんがまもなくゴール裏からひとりだけベンチに呼ばれたとたん、うひゃっ!って感じで背筋が伸びました。
コータくんがピッチに入るとともに、ダンマクを掲げ、大声で「コータっ!!!」って絶叫しました。それまで声をまったく出していなかったので、周りに居た人たちが驚いて振り返ってました。こーなったら、私もほかのサポーターに向かって、コータの存在をアピールだ!とか思っちゃって(^^;;

さあまず最初にボールを持ったとき(かな?)、右サイドへ持ちこんでセンタリング!んー。思いっきりクロスバーの上・・・。どんまい、どんまい。
次に来たチャンス、ゴールすぐ横でボールをもらう。足が合わないというか、引っかかった感じで、はずしてしまいます。うーむ、例のパンチパーマの芝にやられたか・・・。でも、だいじょぶだいじょぶ!!
そして、またまた来たチャンス・・・ヘッドで叩き込もうとしますが、惜しくも・・・。ここでメインスタンド2階席に割と大勢で陣取っていた日本のサポーター達の集団から、なんとコータコール発生!!嬉しかったぁ!!!
私の周りでは誰も声だしてなかったけど、一緒にやりました。「コータ!たたたん(←手拍子)、コータ!たたたん!」って。

そしてそして!!
ついに待望の得点!!皆さんごらんのとおりのごっつあん的得点でしたが、よくあそこにいたし、落ち着いてよくぞきちんと決めました。私とお母さん、もう狂喜乱舞・・・(・・・したのは、テレビに映ったらしいですね(^^;;)
1点でも決まったらほっとした、と、コータくんのINのあと、大緊張していたコータくんのお母さん、また少し安心して試合を見出します。

そして、途中投入された本山君、コータくんとのなんとまあすばらしいニューコンビネーションぶりを発揮してくれることになるわけです!!
2点目3点目は、皆さんも見てのとおり、もうホントびしっといいゴールを決めてくれました。私達がいたほうのゴールに向かっていれてくれてきもう感激もひとしお!いくらサッカーとは思えないスコアで圧勝してるとはいえ、後半途中から出てきてハットトリックというのはすごい。
またしても、コータコールが巻き起こります・・・ああ、これを国立で大音量で聞きたい・・・!!!でもこのまま行けば絶対その感動のときがやってくるよね!!そのときは・・・絶対泣く!!!
私達があんまり騒ぐので、前の列にいた香港の青年達が、最初はフィリピンを応援していたのに(香港の人達はなぜかみんなフィリピン応援してました)、途中からコータくんの活躍を一緒に喜んで、応援してくれるようになりました!

さあ、こうなると、どうしても柳沢君に点を入れて欲しくなります。チームのみんなも当然そう思ってるでしょうし、玉をヤナギに集めようとしてるのがよくわかったのですが・・・マークがきつくて動けないのか・・・どうしてもうまくいかない。もう応援は柳沢君に集中。

結局相手の最後のオウンゴールがあって、13−0というど派手なスコアで終了。あのオウンゴール、自分達で入れちゃうくらいなら、目の前にいるコータに向かってナイスパスしてくれりゃあよかったのに(笑)

というわけで、なんとも鮮烈なデビューを飾ったコータくん。
試合後、一緒のツアーで来ていた例の福岡サポーター君に、「今までどこのチームかも知らなかった選手だけど(おいおい、参入戦で戦ったのに(^^;;)、今日でいっぺんにファンになった!これはもう、大注目でしょう!目立ちまくりですよ!」と言われ、めちゃくちゃ嬉しかったです。
今日一日で、全国に一体どれだけこんな風にコータファンが増えたことかと思うと、なんかぞくぞくする!

彼はバックスタンド中央のチケットを持っていて、そこでは空席にダンマクを並べることは別にとがめられなかったらしいので、次の試合からダンマクを彼に託すことにしました。注目しててね(^^;;
私とママはまた同じような位置で、何か即席でまた手に持って振る用のボードみたいのを作って、持っていこうかと思っております。
ゴール裏はちょっと見にくいけれど、今日は目の前で決めまくってくれて、よかった!!!

とにかく・・・・!!!
本当に、香港に無理をしてまで、しかも初日から、来てよかった!
次のその次も、頑張ってもらいましょう!!われらが吉原宏太、いま、本当に輝いてます!!
この目でしっかり見てるからね!!!!


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